Chartreuse_Swizzle
IBA018_SEQ1_LOG304
#Chartreuse_Swizzle
対応零字:ケ
Title:零落溶解師
[RECORDFALL_JOURNAL]
零落溶解師。
プロクテルを構築し、液体構文を通して記録の保存、再接続、干渉を扱う、時代が生んだ特殊技術者たち。
だが、その中身は一枚岩ではない。
記録工学局に所属、あるいは認可された<公式溶解師>は、極めて少数だ。一
説には<300〜400人>。
あるいはソロモンの柱に倣って<本物は72人のみ>とも言われる。<こればっかりは都市伝説だと思っている>
どのみち実働しているのはごく僅かだ。
奴らはさながら記父のように厳格な訓練を受け、秘伝のレシピ<シャルトリュース>を管理している。
奴らの作るプロクテルの多くは正確無比だが、遊びがない。
対して、非公式でプロクテルを作る<自称溶解師>は無数に存在する。
闇バーテンダーやシェフ、科学者、あるいは見よう見まねの我流派。
奴らはパイナップルやライムといった手に入りやすい材料を使い、スウィズルスティックで荒々しくかき混ぜる。
品質は玉石混交。
だが、時に公式の溶解師さえ及ばない<奇跡の一杯>を生み出すことがある。
今の零落社会を回しているのは、実はこの名もなき連中なのかもしれない。
[MISOLOGY_RX/PROK-TEL]
Code:Chartreuse_Swizzle
Class:シャルトリュース・スウィズル
[SYNTAX]
氷 45ml_グリーンシャルトリュース
30ml_パイナップルジュース
22.5ml_ライムジュース
15ml_ファレナム
ステア
ガーニッシュ_ ミントの葉
2ダッシュ_ナツメグパウダー
[MITSURUGI_NOTE]
シャルトリュース・スウィズル。
<リキュールの女王>と呼ばれる高貴な薬草酒を、ジュースと氷でグチャグチャにかき混ぜる。
この無作法さがいい。
公式の連中は、眉をひそめるだろうな。
<伝統を汚すな>と。
だが、俺たちに必要なのは高尚な伝統じゃない。
泥水を啜ってでも生き延びるためのエネルギーだ。
グリーンの液体が渦を巻き、ナツメグの香りが鼻を刺す。
これは混沌の味だ。
そして、今のジャパンそのものの味だ。
[REFERENCES]
IBA – International Bartenders Association
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